※写真はイメージです。
~梅酒が教えてくれたこと~
先日、右片麻痺の御利用者様から
『梅の木に梅が実ったから、好きなだけ持っていって良いよ、美味い梅酒ができるからさ』
と話があり、梅を頂きました。
昨日、左片麻痺の御利用者様に私が梅酒を作っている話をすると、その方から五年前に作ったと言う梅酒を頂きました。台所の床下倉庫から、数年ぶりに出した梅酒でした。瓶は二本あり、一本を私に手渡しました。もう一本は、今晩、娘様と飲んでみるとのことでした。
今日、頂いた梅酒を飲んでみました。美味しい。そして、胸が熱くなりました。
右片麻痺の方は、4年前から、毎年、この季節になると、摘まれずに落ちていく梅を眺めていました。
左片麻痺の方は、五年前に両手で作る事のできた梅酒を、昨夜、どのような気持ちで飲んだのでしょうか?
当たり前のことですが、全ての御利用者様には過去があり、五体満足な日々があった。
私の仕事は、目の前にある身体だけをリハビリするのではなく、その方の過去と現在を捉え、それを基に、これからの未来に繋がるリハビリを提供していかなければと、改めて思った日でした。
さ、明日からも、頑張るぞ!!