健やかに新年を迎えるために ~冬の寒さと上手に付き合う~

皆様、こんにちは!訪問看護ステーション結の樹です。

カレンダーも最後の一枚となりました。街はイルミネーションで彩られ、慌ただしくもどこか華やかな雰囲気を感じる12月ですね。

本格的な冬の寒さがやってくるこの時期、高齢者の皆様に特に気をつけていただきたい健康管理のポイントをお伝えします。


12月の健康管理:寒さと乾燥から体を守る

  • 「ヒートショック」に注意しましょう 暖かい部屋から寒い脱衣所や浴室へ移動する際の急激な温度変化は、心臓や血管に大きな負担をかけます。脱衣所をあらかじめ暖めておく、お風呂の温度を上げすぎない(41℃以下が目安)などの工夫で、事故を防ぎましょう。

  • 室内でも「隠れ脱水」にご用心 冬は乾燥しやすく、暖房によって体内の水分が失われがちです。喉の渇きを感じにくくても、こまめに水分を摂るようにしましょう。

  • 感染症対策の徹底を 空気の乾燥により、ウイルスが活動しやすくなります。室内の加湿(湿度50〜60%)を心がけ、外出後の手洗い・うがい、そして人混みでのマスク着用で、風邪やインフルエンザを予防しましょう。

  • 血圧の変動をチェック 寒くなると血管が収縮し、血圧が上がりやすくなります。毎日の血圧測定を行い、普段と違うと感じたら早めに相談しましょう。


12月におすすめの過ごし方

  • 冬至の習慣で無病息災を願う 今年の冬至は12月21日頃です。ゆず湯に入って体を芯から温めたり、ビタミン豊富なカボチャを食べて抵抗力をつけたりと、昔ながらの知恵を取り入れてみませんか?

  • 大掃除は「無理せず、少しずつ」 「一年の汚れを落としたい」というお気持ちも分かりますが、高いところの作業や長時間の作業は転倒や疲労の原因になります。今年は「気になる場所だけ」と決めて、家族や私たちスタッフに頼りながら無理なく行いましょう。

  • ゆったりとした時間を持つ 師走(しわす)という名の通り、周囲が忙しなくなります。そんな時こそ、お気に入りの温かい飲み物を片手に、一年を振り返る静かな時間を持つのも素敵ですね。


訪問看護ステーション結の樹からのご案内

年末年始も、皆様が安心してご自宅で過ごせるよう、訪問看護ステーション結の樹が寄り添います。

  • 年末年始の健康相談や訪問スケジュールの確認

  • 冬場の入浴介助や安全な環境づくり

  • お薬の残数確認(休診期間に備えて)

何かと落ち着かない時期ですが、お困りごとやご不安があれば、どうぞ遠慮なくお声がけください。


おわりに

今年も一年、皆様の笑顔に支えられ、共に歩んでこれたことに心より感謝申し上げます。 寒さはこれからが本番ですが、皆様が温かく穏やかな年末を過ごされますよう、「結の樹」スタッフ一同、心よりお祈りいたしております。


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