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認知症になっても幸せに暮らしていく

だれもが避けたい認知症。
認知症の予防がとにかくクローズアップされている時代ですが、今回は予防ではなく認知症になっても幸せに生きていくにはどうしたらよいかを考えていきたいと思います。

2025年には高齢者の5人に一人が認知症になると言われています。

図の通り、年齢が高くなればなるほど有病率も上がっていきますので、80歳台前半で5人に1人を超え、80歳台後半で5人に2人を超え、90歳台前半では5人に3人を超える比率で認知症が発症するという結果です。

認知症にはなりたくないと言っても、長生きすればだれでも認知症になります。
「認知症になる前に亡くなる」か「認知症になってから亡くなる」かの2択です。

そのため、認知症になっても幸せに暮らす方法は、ご本人とその周りの人々にとって、予防と同様に非常に重要な事だと思うのです。

以下に認知症の人が幸せな生活を送るためのいくつかの方法を周囲のサポーター目線で載せてみます。

①サポートシステムの構築
認知症の人にはサポートが必要です。家族や友人、介護者、専門家と協力し、サポートシステムを構築しましょう。このサポートシステムは、患者が安心して生活できる環境を提供します。これが何より重要な事だと思っています。

②日常のルーチンを維持
認知症の人には予測可能で安定した日常生活が大切です。定期的な食事、運動、睡眠、リラクゼーションを確保し、混乱や不安を軽減します。

③趣味や活動の継続
認知症の人が以前楽しんでいた趣味や活動を続けることは、幸せな生活に貢献します。音楽、アート、ガーデニング、手工芸、散歩など、個人の興味に合った活動を支援しましょう。

④コミュニケーションの重要性
認知症の人とのコミュニケーションは非常に重要です。積極的に会話を楽しんだり、写真を見せたり、思い出を共有したりしましょう。コミュニケーションを通じて、患者の自尊心と幸福感を高めることができます。

⑤安全性の確保
認知症の人の安全性を確保するために、家の環境を適切に調整しましょう。転倒予防や火災予防の対策を講じ、患者が安全に過ごせるようにします。

⑥尊重と尊厳の尊重
認知症の人を尊重し、尊厳を尊重することが大切です。自己決定権を尊重し、できる限り自分自身のことを決める機会を提供しましょう。

⑦専門家の助言を受ける
認知症についてのアドバイスや支援が必要な場合、専門家の助言を受けることが役立ちます。認知症ケアの専門家や家族会などサポートグループへの参加もとても参考になる事が多いと思います。

認知症になっても、感情は最後まで保たれやすいです。
そのため最も重要なことは、愛情と理解をもって認知症の人をサポートすることです。
認知症は進行性の大変難しい病気ではありますが、適切なケアとサポートが提供されれば、幸せな瞬間や充実感を見つけることができます。

周囲のサポーター目線で書きましたが、では、認知症の人ご本人にとってはどうしていく事が良いのでしょうか。
今現時点で認知症にはなっていない高齢者の方はここまで読んでいかがでしょうか。
認知症の予防のための行動と合わせて認知症になっても幸せに生きていくためにはどうしていく事が大切か。

それは、周りの方との関係を良くしていく努力を怠らない事だと思います。
認知症になっても愛情を持って接してくれる人が周りにいるかどうかになってくるのではないかと私は思います。
夫、妻、娘、息子、嫁と仲良く過ごす。これを日々続けていく事が認知症になっても幸せに生きていくコツだと思います。

暑さで食欲低下していませんか?

かなり暑い日が続いていますね。

先月の記事と同様、夏のあるあるを書いてみます。

先月は熱中症についてでしたが、今回は食欲低下です。

暑くなってくると自然と食欲が落ちがちですよね。
食べられても麺類など喉を通りやすいものが多くなりがち。
お肉や魚などガッツリしたものは手が伸びなくなります。

そこで心配されるのがタンパク質不足です。

タンパク質が不足すると怖いのが筋力低下です。

タンパク質は免疫を司ったり、身体の構成要素の主成分のため必要な分の接種ができない場合は、なんと筋肉を壊してタンパク質を作り出します。
そのため、タンパク質の摂取不足は筋力低下に直結します。

冬場の活動量低下による筋力低下も怖いですが、夏場の栄養不足による筋力低下もとても怖いのです。

これだけ飽食の時代ですが、じつは栄養失調の方は少なくありません。
肥満の栄養失調ということもありえるのです。

食欲が低下する夏場、どのようにタンパク質をしっかり取ったら良いかを考えておくのは大切です。

肉などが食べられない場合は、食べられやすい食材で摂るのも効果的です。
例えば、ヨーグルト、チーズなどの乳製品や卵、大豆食品など。

「そうめん」ではなく「冷や汁」というのも良いと思います。

大豆と米の相性は抜群で、互いに必要な栄養素を補っています。
味噌汁×ご飯の冷や汁は食べやすくタンパク質も取れるのでそうめんよりおすすめですね!
小麦製品より米の方がアミノ酸スコア(タンパク質の指標)は上になるのでなるべくお米を食べたほうが良いですね。

昔ながらのお味噌汁とご飯!結局日本人はここに行き着きますね!

筋力低下を引き起こすこと無く、しっかりと食べられそうなもので工夫して食べていきましょう!

夏本番!熱中症にお気をつけください!

こんにちは!
リハビリ職員Aです!

毎日暑い日が続いていますね!

私の利用者さんの中でも毎日の散歩を日課にしている方が数名います。
朝や夕方の涼しい時間帯に行う様にしているとの事ですが、その時間もすでに暑くなってきてますね。

熱中症が全国で○○人と、毎日の様にニュースでやっていますね。
熱中症は本人が気づきにくかったり気づいたときには遅かったりするのが悪いところ。

なので、熱中症の初期症状を覚えましょう!

気温や湿度が高い環境のなかで、立ちくらみ、筋肉のこむら返り、体に力が入らない、ぐったりする、呼びかけへの反応がおかしい、けいれんがある、まっすぐに走れない・歩けない、体が熱いなどの症状がみられたときには、すぐに熱中症が疑われます。(全日本病院協会)

その中でも初期症状として気を付けるのは
めまい、立ち眩み、足がつる、血圧低下

これらが見られた時は熱中症の初期を考慮して次の行動をとりましょう!

①涼しい所へ移動、②水分補給、③横になる、④身体を冷やすの4つ!

これらを覚えて頂き、日常があまり非活動化しないように気を付けて下さいね!
動かない事は脳も体も一番のリスクです!

それでは熱中症に気を付けつつ夏を楽しみましょう!
私は個人的に夏祭りを計画中です!

不眠症について

訪問していてとても良く聞く悩みの一つ、

「眠れない」

本当に多くの方がこの悩みを抱えていらっしゃいます。
睡眠薬を飲んでいる人も本当に多いです。

逆に、お年を召してからもよく眠れている人も多くいらっしゃいますがどんな違いがあるのか考えてみました。

日中の活動量、昼寝の量、このあたりも相関関係ありそうですが、ない人もいます。

そんな中、共通することは「睡眠について悩んでいない」こと。

「よく眠れますか?」という問いに「眠れてますよ」という方も何時に寝ているかきくと意外と「23時ごろ」とか「昨日は0時超えちゃったかな」などと言われます。

逆に「眠れません」と答える方に何時に寝ているかきくと「8時」と話されます。

定義的には不眠症だとしても、悩んでいない眠れていない人はある意味不眠症ではないのだと思います。

23時まで起きている90歳を超えている方は「夜のほうが本も読めるし手紙も書けるの」と話されています。

不眠症を解決するには

「夜に没頭できる作業を見つける」

これじゃないかなと思っています。

あちこちで春の花が咲き、夏に向けて様々な植物が芽吹き始めました。
弊社の朝顔も、六代目が芽を出しました🌱
また、去年、ご利用者様より頂いた「ハイビスカス」「野牡丹」は枯れてしまったと思いましたが…根本あたりから新しい芽が出てきました!!
ほんとうに、植物たちの「生きる強さ」って凄いなーと再認識したできことでもありました。

めいっぱい生きるために

胎内記憶ってご存知ですか?

お腹の中の記憶、またはそれ以前の記憶をさします。

4歳くらいまでに胎内記憶をもっている子どもが結構いるみたいです。

その子たちが話す事で共通する部分があるのですが、その一つが人はなんのために生まれてきたのかという問いに「役に立つために生まれてきた」という事。

人は役に立つとうれしいのは本能なのですね。

訪問リハビリに従事し10年以上たちますが、人の役に立っている人は生き生きしているなと感じます。
リハビリよりも必要な事は些細な事でもいいので人の役に立つ事なのかもしれません。

リハビリでは目標を立てる時に役割について必ず考えます。
それはそういった意味でとても大切な事なのです。

女性が長生きなのも人の役に立つ事が男性に比べて多いからという説もあります。
男性のみなさん、役に立つ事やりましょうね。

心身一如

どうも、リハビリ職員Aです。
花粉症は未だ治ってなくて前回お伝えした食物を毎日食べてますが、完全には良くなっていないですね。
あと少しの辛抱!今年は薬を一度も頼らず過ごせました!そう思うと食事療法が結構効いていたのかも!

今日は「心身一如」というお話をします。
これは、こころとからだは切っても切り離せないものという東洋の考え方です。

病は気からという意味も内包していると思います。

訪問リハビリをしていると本当に感じるところです。

心が落ち込んでおられる人にはまずは身体の調子を上げる、逆に身体の不調はまずは心からアプローチ。
そんなことを考えながら訪問しています。

リハビリというと身体の事ばかり考えていると思われがちですが、身体と同じだけ心のケアも大切という事です。

癌の末期で終末期の方が居ました。
その方は癌の末期ですが仕事が残っているという理由で自宅療養しており、家で仕事をする毎日でした。
治療もまだまだ諦めてるわけではありませんでした。
リハ訪問していた理由は身体の痛みをマッサージで取って欲しいというもの。
訪問しマッサージをしていましたが、私はお話を聴くことの方を重要視していました。
頭の中が仕事の事でいっぱいになっている中では身体も休まりません。
仕事の話も聞きつつ、徐々に趣味の旅行の話、お酒の話などへ移行させていきました。
お話を聴いている間はマッサージの効果もあり痛みは少なくなるとのことでした。
リハビリの後はベッドでそのままおやすみするという流れが多かった記憶があります。

もしマッサージの事だけを考えていたとしたら同じような効果が得られたとは思えません。

心身一如。
お身体の不自由でお悩みの方も、まずはご自身の心の健康から始めてみてはいかがですか?
少しでも楽しいと思える、意思が向く作業をすることが身体の健康へつながっていきます。
良かったらお試しくださいね。

花粉症に良い食べ物

こんにちは。リハビリ職員Aです。

今年は春が早いですね。桜の開花も早そうです。

河津桜もあっという間に咲き、もう葉桜ですね。

↑ご利用者さまとのお散歩の一幕です。
この利用者さまとは一年前もこの公園で散歩していました。

今回はバリバリ花粉症の自分が最近調べた花粉症に良い食べ物をお伝えします。
花粉症対策をしてたくさん屋外散歩に行ってくださいね。

①魚
オメガ3が足らないと炎症が起きやすくなります。
中でも魚は良質な油が取れるので一押しです。

②菊芋、ヤーコン、チコリの根
フラクトオリゴ糖を多く含んでおり、それが腸にいる善玉菌の餌になり、全身の炎症を抑える作用につながるとのことです。
他にもごぼう、玉ねぎもいいそうです。

その他にもビタミン・ミネラルたっぷりの野菜をたくさん食べることもいいそうです!
ご参考にしてください!

徐々に暖かい日が出てきましたね

こんにちは。リハビリ職員Aです。

冬の間もなるべく外へ出てリハビリをしています。

多くの方が冬の間に体力を落とされます。
それは活動量が極端に下がるためです。

こたつに入ってなかなか出ない状況が足腰の筋力低下を引き起こします。

寒くても外を歩くけることを知ってもらうためにもリハビリでは寒くても外を歩き、公園で体操することを心がけています。

2月に入って徐々に暖かい日が出てきましたね。
暖かい日差しのもと行うリハビリは気持ちいいです。
皆さんもぜひ外へ出る機会をたくさん作ってくださいね。

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

リハビリ職員Aです。

今年のお正月は穏やかな日が多く、過ごしやすかったですね。

私は生まれて初めて新年を自宅ではなく旅行先で迎えました。

今年は温泉が吉の場所とのことで温泉旅館で年越ししました。

大みそかの夕ご飯はおそばが付いた豪華な御膳で、新年の朝ごはんは小鉢がたくさん並んだおせち料理の御膳でした。

それらを自宅で用意するのは大変なだけに、大満足の年越しとなり、また今年も同じところでお世話になりたいなと思いました。

みなさんはどのような年越し、お正月を迎えましたでしょうか。

ご利用者様、関係者様みなさまが今年一年幸せに過ごせますようスタッフ一同お祈り申し上げます。